珍獣卒業のご挨拶とマークアップとかフロントエンドとかのエンジニアについて

季節の変わり目で気温差激しい毎日ですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

大熊猫です。

さて、私事ではございますが本日付で珍獣を卒業する事なり
本記事がSAITEI no CHINJUUでの最後の記事となります。

最後の投稿という事で、今回は少し真面目に私や他の珍獣メンバーのお仕事である
マークアップやフロントエンドと言われるお仕事について思うところを
色々を書いてみようと思います。

昨今のWeb業界の流れにおける業務の変化

HTML5というバズワードが広まりだした頃からでしょうか、
フロントエンドのお仕事の注目がこれまで以上に増したように思われます。

この感じは5,6年まえのテーブルレイアウトからCSSによるレイアウトへ
Webの構築手法が大きく移行した時に近いものだと感じています。

アンチFlashな流れからの動的要求の増加

iPhoneがFlashに非対応というこれまでのWebでは考えられない
状況に陥ったころから我々の仕事の用途が変わってきました。

具体的には、これまでFlashで制作されていた動的(インタラクティブ)なコンテンツを
JavaScriptで対応するという要件の増加です。

過度なバスワードが生んだ誤った認識

誤解が無いように申しておきますが私は動的な要件が増える事、
それ自体は問題は無いと思っております。

しかし、マークアップエンジニアやフロントエンドエンジニアの仕事が、その事のみに注目され、あたかも「Flashエンジニアの代替え」であるかのような誤った認識に問題があると考えます。

また、非常に残念な事ではありますが、一部のWeb製作者の中でも、そのような誤った認識を持たれている方が少なからず存在している悲しい事実も存在します。

FlashによるコンテンツがWebコンテンツから利用が避けられるようになってきた
背景には、その活用方法がこれからの時代に即さないからだと私は認識しています。
よって、FlashからJavaScriptに単純に開発手段を置き換えた事で、問題の根本的な部分は決して解決しないでしょう。
(個人的にFlashの活用の場はまだまだ沢山あると思っています。)

ただ、現在はその過渡期であり、それ故にFlashライクな演出を要望される事が多く、
その対策としてJavaScriptで制作しているに過ぎないのです。

よって、誤解を恐れずに見解を述べまずが、Flashライクなインタラクティブな要件が求められる現在のような状態は一時的な事であり、その事のみに執着している事はフロントエンドの技術者としては大きな問題があります。

またフロントエンドの技術者に対して、それのみを求める事は進化の激しいWebの世界においてとても危険な事であると考えます。

マークアップやフロントエンドのエンジニアの本分

ではマークアップやフロントエンドのエンジニアの本分・・・
つまり本来尽くすべき務めはなんなのでしょうか?
私は、大きく分けて以下3つであると考えます。

  1. コンテンツにふさわしいマークアップ
  2. パフォーマンスを意識したUIの設計と構築
  3. 更新や運用を意識したHTML,CSS,JavaScriptの設計と構築

コンテンツにふさわしいマークアップ

Webの誕生の頃のその役割は、学術情報の共有が目的でした。(長くなるので割愛しますが調べてください)
それから20年の時が経ち、利用用途は大幅に広がりを見せました。
HTMLの役割は単純な静的なWebサイト、いわゆるホームページの構築の為の利用が少し前までは主流でした。
その後Webサービスなどの動的なコンテンツのテンプレートとして活用されていき、
昨今ではアプリケーションの開発のテンプレート言語にまで利用用途は変化を遂げました。

これら多岐にわたる利用を当初想定していなかったHTMLがそれを網羅する事などを踏まえてのバージョンアップがHTML5の本筋ではないかと思います。

広義の意味でのHTML5を否定する訳ではありませんが、狭儀の意味でのHTML5の意味についても
どこか頭の片隅において頂ければ幸いです。

これらの多岐にわたるHTMLの利用の変化においてマークアップの手法は一つの絶対的な方法では対応出来ません。
つまり、目的や用途においてやり方を代える必要があり、その為には正しいマークアップの知識が必要となります。

パフォーマンスを意識したUIの設計と構築

インタラクティブなコンテンツはもちろんですが静的なコンテンツも例外ではありません。
どんなに素晴らしいコンテンツであり、サービスであっても利用者が不快感を感じるコンテンツは無意味です
またそれを作り手のエゴで強行する事は、許されてはなりません。

昨今、デバイスの数は果てしなく増えております。
デスクトップマシーン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機の内臓ブラウザ、メガネ型デバイス・・・・etc

現在もその数は数え切れないほど増え続けています。
そして個々のモニターサイズを考えればその数は・・・・
考えるだけでも背筋が凍る数です。

それら個々のCPUの能力、持ち主であるユーザーの利用状況を網羅し伝えるべき情報を伝えるようにする。
そのために必要なのがパフォーマンスの知識です。
フロントエンドの技術者として今までに以上に注力する部分であると考えます。
またそうした事が出来る技術者が求められていくでしょう。

更新や運用を意識したHTML,CSS,JavaScriptの設計と構築

HTMLやCSSを構築しWebサイトなどを形する事は、ある程度の経験と知識があれば実のところ
それ程大変ではありません。
そしてHTMLやCSSがそれほどややこしくなく、ある程度適当に(と言うとあれですが;)記述しても
表示が出来るようにブラウザが柔軟に対応している事が昨今のWebの普及に貢献しているのも
また事実であります。

しかし、更新や運用・・・つまり完成後になんらかの変更を加えるコンテンツを追加するなどの出来上がった後への配慮が出来ているのか否かはその後の作業に大きな影響をあたえます。

そしてこれはフロントエンドの技術者の力量が大きく影響を及ぼします。

今、構築しているWebコンテンツの完成後はどうなるのか?
誰が更新するのか?
その人の知識はその程度なのか?
etc

これらの事を想定し、更新や運営を負担無く行えるように構築するためには
知識や技術が必要になり今後のフロントエンドのエンジニアには必須の技術になると言って過言ではないと
私は考えます。

ただ、残念ながらここで上げたような事側は目に見えない部分であるため、
一部の層からは見落とされがちだと個人的な見解ではりますが感じております。

ただ目に見えない事ではありますが、重要な要素である事は間違い無く
それを蔑ろにしているコンテンツはユーザーに伝えるべき事を伝えれない
ものになる可能性が高くなり無視の出来ない事であると考えます。

さいごに

珍獣メンバーは今回書かせていただいた内容を理解し、常に業務に取り組んでいる優秀なフロントエンドの技術者であると自信をもっております。

もちろん、卒業しているメンバーも現在残っているメンバーも含めてになります。

最後になりますが、これまで本ブログ、【SAITEI no CHINJUU!!!(最低の珍獣) 】をご覧頂まして、誠にありがとうございました。

私はこの投稿にて卒業なりますが、今後とも【SAITEI no CHINJUU!!!(最低の珍獣) 】を
何卒、宜しくお願い申し上げます。

(ΘェΘ)ノ